中部環境先進5市が根羽村でサミット~水源保全と流域連携を~

地域の話題

[ 2015年 7月 8日 水曜日 13時54分 ]

根羽村たすきリレー 環境政策に力を入れる飯田市と岐阜、愛知、静岡の3県4市による中部環境先進5市(TASKI)サミットは7日、根羽村を会場に開いた。「水環境の保全と流域社会の持続可能な発展」をテーマに愛知県安城市と根羽村との水源林整備・保全の事例報告、5市長によるパネルディスカッションなどが繰り広げられた。

 

 中部環境先進5市は「日本の環境首都コンテスト」に参加した岐阜県の多治見市、愛知県の安城市と新城市、静岡県の掛川市、飯田市の5市で構成し、略称は頭文字をとって 「TASKI(たすき)」。イベントへの共同出展を通した環境事例の発信や、観光関連の情報交換、相互連携を進めている。

 

 今回のサミットは水源地の保全と流域社会の持続的な発展をテーマに設定。開催担当市の安城市が根羽村に協力を依頼し、初めて参加5市以外での開催となった。

 

 基調講演では大久保憲一根羽村長が矢作川流域連携の地域づくりについて報告。矢作川流域の交流はいまから100年ほど前に、下流域の明治用水が「水を使う者は自ら水をつくれ」を合言葉に根羽村で山林を購入し植林を開始したことから始まった。

 

 安城市との中学生の相互交流、流域企業との連携などの活動を紹介し「流域の都市と農山村が一つの共同体として連携することが持続的に暮らせる社会のベースになる」と呼び掛けた。

 

 パネルディスカッションは5市長が水資源をテーマに意見交換。このうち、牧野光朗飯田市長は松川の水源地保全や多様な協働による水辺環境保全の取り組みを紹介し、天竜川流域を含めた三遠南信地域の連携についても言及した。

 

 各市長は「蛇口をひねれば出るのが当たり前」と思われがちな水について、さまざまな苦労を重ねている現況を語り、源流域の保全や流域での連携に意見を交わした。最後に流域社会の持続的な発展などを盛り込んだ根羽宣言を採択し、次期開催地の掛川市へたすきを手渡した。

 

  

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