根羽村から国道153号(中馬街道)沿いを中心に南信州の春を彩る広域イベント「中馬ぬくもり街道ひな祭り」が1日、始まった。商店や民家など200カ所ほどで新旧のひな人形が飾りつけられ、さまざまな関連イベントも繰り広げられる。4月3日まで。
阿智村の駒場周辺では、56カ所でひな人形が展示された。このうち、駒場自治会館では明治40年ごろのひな人形や昭和40年代以降の7段飾り、根羽村・平谷村の土びな人形も展示。所有者の林茂伸さんによると、飯田近辺で作られた人形は明治後期のものが最も大きいという。
会場内には、訪れた人に歴史を感じてもらおうと熊谷元一さんの駒場を撮影した写真なども展示している。また駒場の各所であふち保育園の園児が作った紙のおひな様も飾られた。
駒場では5日午後1時から、駒場自治会館から阿智村商工会館までの一帯で阿智まつり音頭を開催する。また、26日午前10時から上町集会所でおひな様イベントを開く。
1日から4月3日までの期間中、各飲食店でひな祭りの限定メニューを用意。人形を巡りながら食べ歩きも楽しめる。参加店舗は次の通り。
▽うどんやこいけ(阿智村駒場)喫茶ふらっとほっど(同)きたせんと(同)南国飯店(同)アントン(阿智村清内路)グランマ(平谷村)DECO(根羽村)ひよもの里じねん亭(同)