住民の力で地域存続を、阿智村智里西で「未来考える会」

地域の話題

[ 2011年 3月 5日 土曜日 13時03分 ]

 阿智村智里西地区の少子高齢化と真剣に向き合おうと、同地区公民館と壮年団は3日夜、「智里西の未来を考える会」を区事務所で開いた。20―50代を中心とした住民三十数人が集まり、愛知県豊田市野林町(足助地区)で住民主導のIターン事業と交流人口の拡大に励む梶誠さん(77)の報告を参考に、地域の今後について語り合った。

 梶さんは地元小学校の校舎建設を機に、過疎化の抑止と地域活性化を目指した「高嶺下(こうろげ)ファームビレッジ構想」を進めるため、住民組織を結成。地元在住者を説得しながら都市在住者との交流イベントを開き、13家族の転入を実現させた。

 炭焼きの技術を伝えようと、2002年から始めた「炭焼き塾」は年間約600人が参加するまでになり、2009年度には地域づくり総務大臣表彰を受賞している。

 この日の講義では、行政の補助金に頼らずに新旧住民の橋渡し役を務めた足跡を振り返ったほか、間伐材の回収事業が高齢者の生きがいになっていることなども報告。「地域に誇りを持ち、誰かが中心となって心から受け入れない限り2度目の訪問はない」「真剣に取り組めば周囲も変わる。活動を苦痛に感じたことはない」とやりがいを語ると、「皆さんには智里西の素晴らしい自然と歴史を守り通す責任がある」と背中を押した。

 岡庭一雄村長は、住民が出資し合ってガソリンスタンドを残したこと、多くの若者がUターンしたことを評価した上で、家庭をベースにした地区の将来予測を立て、域内循環システムを構築するよう提案。「時代の先端という意識を持ち、ゆっくり取り組めばいい」と期待を語った。

 若い住民たちは「地域に自信と誇りを持ち、ここで生きていきたい」「以前は田舎を恥じる気持ちがあったが、今は消えた。Iターン者を迎え入れたい」などと思いを発表した。未来を考える会は今後も定期的に開く。

 

  

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