「白蛇様ご縁日」が19日、阿智村園原の信濃比叡広拯院周辺で開催された。門前屋での縁日法要をはじめ、本堂での寺ヨガ、東山道・園原ビジターセンターはゝき木館でのステージなど多彩な催しが繰り広げられた。
縁起がよいとされる門前屋の白蛇様や伝教大師最澄上人ゆかりの広拯院、古典文学にも登場する園原の月に親しんでもらう機会に―と、毎年中秋の名月前後に開催している催し。門前屋前の休耕田にはヒガンバナが咲き乱れ、雨天ながらも多くの観光客が訪れた。
はゝき木館のステージでは、同寺の岡田暁光さんと仲間によるグループ「バックボーン」のヒップホップダンスをはじめ、翔・風の会の三味線や太鼓、阿智キッズダンス、ハナハウのフラとタヒチアンダンス、サブニュマのアフリカン太鼓などが繰り広げられ、観衆を魅了した。
夕方からは、中秋の名月の俳句会やお月見コンサートが開かれ、舞・和太鼓の井上晶子さんらが出演。園原と名月の関係を紹介した特別展や芋煮の振る舞いなども行われた。
同寺の岡田さんは「雨天で心配したが、多くの方に来ていただいて、にぎやかに開催できてありがたい」と話していた。