信玄になりきり煙上げる 南信で「狼煙リレー」

地域の話題

[ 2018年 8月 25日 土曜日 14時35分 ]

よろい姿で点火する子どもたち

 戦国時代の武将、武田信玄が情報伝達の手段として狼煙の広範なルートを構築したとされる南信の関係地域でつくる「武田信玄狼煙会」は25日、恒例の狼煙リレーを行った。根羽村―辰野町間で狼煙(のろし)を伝達し、戦国の世に思いを馳せた。

 「世代を超えて地域の大切な歴史文化を学び、地域・人と人をつなぐ連携」を目指して続けられ、今年で11回目。昨年は初めて南下方式を試みたが、今回は従来の北上方式に。午前10時の根羽村、平谷村、阿智村、泰阜村を皮切りに北上し、下條村、飯田市(山本、三穂、上久堅、龍江)、喬木村、豊丘村、高森町、松川町、中川村、伊那市(富県、西春近、手良)、箕輪町、辰野町の14市町村、計28カ所でつないだ。

 第1回から神之峰で点火している上久堅では、午前10時3分ごろに「下條方面から煙が見える」との声が上がり、よろいを着た上久堅小学校6年の斉藤史恩さん(11)、近藤舞子さん(同)、北沢貴大さん(12)の3人が同5分に点火した。

 竹と杉でこしらえた高さ2メートルほどのやぐらが勢いよく燃えて煙を立ち上らせると、集まった約30人の地域住民らから歓声が上がった。見守った近くに住む狼煙会メンバーの北沢嘉三さん(78)は「初回から参加しているがここまで大きなイベントになるとは思っていなかった。狼煙リレーを通じて子どもたちに地域の歴史を伝えられれば」と期待を寄せた。

 近藤さんは「こんなに煙が広がるとは思わなかった」と驚いた表情。斉藤さんと北沢さんは「よろいは重いけど武田信玄になった気分」と声をそろえ、笑顔で話した。

 信玄は杣路峠から甲府までの間に狼煙台を数多く配置し、三河の情報を伝達していたとされ、狼煙台のあった飯伊二十数カ所は強く結びついていたという。

  

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