元善光寺で御開帳始まる

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[ 2015年 4月 7日 火曜日 8時14分 ]

 秘仏となっている善光寺の本尊がかつて安置されていた飯田市座光寺の元善光寺で5日、数えで7年に一度の御開帳が始まった。雨の中を県内外から集まった善男善女は晴れやかな表情で回向(えこう)柱に触れ、姿を現した前立(まえだち)本尊の一光三尊阿弥陀如来像に手を合わせた。

 本多秀賢住職らは午前9時から本堂で経をあげ、前立本尊が安置された厨子(ずし)の扉を開いた。続いて、前立本尊と「善の綱」で結ばれた高さ約6メートルの回向柱の前でも般若心経を唱え、仏を供養する札をまくと御開帳が開幕した。

 雨が降る中、新しくなった石段を上った参拝者は、前立本尊に触れるのと同じ功徳があるとされる回向柱に手のひらを当てながら、ご利益を願った。

 高校時代の同級生と還暦記念の1泊旅行で飯田を訪れた名古屋市の男性(60)は「元善光寺の御開帳があるから飯田を旅の目的地に選んだ。桜の見ごろとちょうど重なり、渋滞にも巻き込まれず、縁起の良い還暦旅行になった」と話し、回向柱を囲んで記念写真を撮った。

 本多住職は「雨は降ったが、皆さんの気持ちは晴れやかであれば。7年に一度しかないこの機会に、ご本尊様がかつてあった当寺に来てもらえたら」と話した。

 元善光寺では5月31日までの期間中に20万人以上の参拝を見込んでおり、26日には、稚児行列による礼讃舞などで前立本尊をたたえる中日大法要がある。

  

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