公印堂の桜井さん 印章木口彫刻部門で銀 全国技能GP

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[ 2015年 2月 26日 木曜日 8時12分 ]

 公印堂印舗(飯田市中央通り)の桜井優さん(45)が先月20日からの3日間、千葉市の幕張メッセなどで開かれた第28回全国技能グランプリ(厚生労働省、中央職業能力開発協会など主催)の印章木口彫刻部門で銀メダルを獲得した。

 桜井さんは第25回大会のゴム印彫刻部門で金メダルを獲得しており、それ以降、木口彫刻部門にチャンレンジ。前々回は選外、前回は3位だった。

 同部門は7時間の作業時間内で柘(つげ)の30ミリ角に、課題の「富岡製糸場絹産業遺産群」の文言を篆書で彫る。課題は1月中旬に発表され、字の形や位置決めを行った後、仕事の合間を縫っては彫る練習に励んできた。

 「きれいに彫ろうとすると9時間は掛かる。スピードと正確性が求められ、芸術品というよりは仕事の技術力が重要になる」と桜井さん。不得意な部分を集中的に練習したという。

 今回同部門には桜井さんと、土屋印店=須坂市=の土屋武志さんの2人が出場し、土屋さんが金、桜井さんが銀の上位を県勢で占めた。桜井さんは「練習の成果は出せた。表彰台に2人で上がり、長野県のものづくりのレベルの高さをアピールすることができた」と話した。

 桜井さんは同開発促進センターが認定する「ものづくりマイスター」に登録され、県内の学校などで開かれる篆刻教室で講師を務める。「はんこは日本の文化。押すときはとても大事な場面が多い。あらためて重要な仕事をしていると実感し、子どもたちにも大事なものであることを知ってもらいたい」と啓蒙活動にも意欲的だ。

 隔年で開かれる同大会。今回は28職種、技能士1級以上の資格を有する444人の熟練技能者がその腕を競い合った。県単位での出場で長野県からは7職種、14人が出場した。

  

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