八幡町の犬塚家 多彩な時代のひな人形展示

地域の話題

[ 2013年 4月 11日 木曜日 15時57分 ]

 飯田市八幡町に残る築約200年の町家「犬塚家」が7日に一般公開された。上郷黒田の人形工芸家・北原綾さんのひな人形コレクションや地元住民の所蔵する人形など約40点を並べた展示を実施。多くの地域住民らが訪れ、江戸時代から現代までの多彩な時代の人形を楽しんだ。

 旧暦3月3日の上巳の節句にあわせて実施。犬塚家で所蔵していたひな人形の修繕を行った北原さんが自身のコレクションとともに展示したほか、近隣の人々にも呼び掛け、さまざまな時代のひな祭りに関する人形を並べた。

 犬塚家所蔵の人形は享保年間と幕末期に作られたものの2組。北原さんが頭部の傷みを補修したり、衣装を組み直すなどして整えた。衣装には丁寧な刺しゅうが施され、めびなの冠はガラスやサンゴ、真ちゅう板などが用いられた繊細で豪華な作りになっている。

 ほか、昭和20年代に流行した日光東照宮を模した御殿びな、地元八幡町や上郷、川路地区の家庭に伝わる人形など。駒ケ根市と飯島町で人形制作に取り組む人の作品も展示した。

 「いろんな時代のひな人形を見てもらおうと企画した。並べてみると、時代ごとの流行がわかっておもしろい」と北原さん。

 犬塚家の保存管理や利活用について検討を行っている、市歴史研究所建築史ワークショップの市民研究員は「古い家に残っていたり個人が持っている工芸品は、昔ながらの生活を伝える物。郷土資源としてイベントなどに活用できれば」と話していた。

 次回の一般公開は13日。「我楽多(がらくた)マーケットin松尾郷土芸能まつり」として、リサイクル市場を開いたり、無料休憩所として開放する。リサイクル市場での売り上げは犬塚家の維持費として活用する。午前10時から午後4時まで。

  

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