写真の日 「風越山を撮ろう」11時11分、一斉にシャッター

地域の話題

[ 2010年 6月 2日 水曜日 15時32分 ]

 飯田市のシンボル、風越山を好きな場所から同時刻に撮影しようという企画「風越山を撮ろう!」が、写真の日の1日に行われた。9回目の今回も午前11時11分を指定して撮影。市民らが飯田下伊那各地からレンズを向け、熱い視線を送った。

 撮影を通して古里への思いを再確認し、時代を捉えた作品を後世に伝えようと、毎年、同日同時刻に行っている。

 ことしも天候に恵まれ、青空。撮影時間には山頂付近に雲が流れ、「みんなが時間を守っていることがわかる良い状態」(実行委)になった。

 恒例行事とあって、飯伊各地でカメラを向ける人たちの姿が見られた。選んだポイントはさまざまで、自分の一番好きな稜線が見える場所で写す人もいれば、街並みを入れて撮る人、お気に入りのおもちゃを入れて撮影する人もいた。

 飯田市名古熊の広場では、喬木村阿島の辻元拓朗さん(27)=団体職員=と豊丘村河野の中島由貴さん(29)=会社員=がシャッターを切った。

 辻元さんの誕生日を記念しようと二人で初参加。一眼レフを構えた中島さんは鼎の街並みを入れて撮影。辻元さんは望遠レンズを取り付け、拡大撮影を試した。

 「思っていた以上に時間がなかった。良い写真が取れているか、早く確かめたい」と辻元さん。中島さんは「身近すぎて普段はなかなか意識しない風越山を撮影するとても貴重な体験だった。また参加したい」と話していた。

 風越山は標高1535メートル、信州百名山の1つで飯田市のシンボル的存在。古くから信仰の山として親しまれ、現在も多くの市民が遠足やマラソンで登頂している。

 「撮ろう」は、地元のプロ、アマ写真からが実行委員会を発足して始めた企画。回を重ねるごとに参加者も増え、昨年は364点が出品された。

 実行委員の三浦泰明さんは「ことしも大勢の方に参加していただきうれしい。山頂付近に丁度雲がかかり、おもしろい写真が集まりそうだ」と話していた。

  

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