利用者移住し成果も 下條村の「お試し住宅」

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[ 2018年 4月 20日 金曜日 16時31分 ]

下條村陽皐合原のお試し住宅

 移住促進事業の一環として下條村が昨年10月から取り組み始めた「お試し住宅」の貸し出しが好調だ。3月上旬には半世紀以上にわたり空き家だった民家を改修して運用を開始し、利用者の中から移住した夫婦もいる。2年前から移住定住策に本腰を入れる村は「一定の成果」と受け止めながら、さらなる受け入れ態勢の充実を図る方針だ。

 都市部からの移住希望者向けに貸し出すお試し住宅制度。同村は最長6泊7日まで無料で貸し出している。

 空き家改修を前に、昨秋から村営住宅を活用して受け入れを始めたところ、2月末までに延べ9組が利用。3月からは改修した住宅を使い、1カ月間で3組の利用があった。今月23日からも1泊で、7月には1週間の予約も入っており、利用者は増えている。

 改修した空き家は木造一部2階建てで、1階部分の水回りを中心に約130平方メートルをリフォームした。和室4部屋にテレビや冷蔵庫、布団を備え付け、庭からは風光明媚な山村の風景を楽しめる。

 事業を担当する村地域おこし協力隊の宮越絵美さんによると、利用者は20~30代の夫婦を中心に40代の単身男性などもいて「都市部で開かれる移住促進フェアなどに積極参加し、情報発信した成果が出始めている」と話す。

 これまでにお試し住宅を4回利用し、3月上旬、就農目的で神奈川県鎌倉市から夫婦で下條村に移住した伊原弘さん(42)は、時間があるときは村内を歩き、農業研修会や地域行事にも積極的に参加。村の資材支給事業にも興味を示し「人と自然に大満足。就農も簡単にはいかないが、まずはコミュニティーをつくりたい」と語る。

 23日からの利用に備え、18日に住宅の点検を行った宮越さん。移住後の就業や住む場所の斡旋、村が提供する助成金の説明にも積極的で「人の人生を変えるような仕事の窓口。受け入れ態勢の課題も明確にしながら、移住したときにギャップを感じないよう正しい情報を提供していきたい」と意気込む。

  

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