北沢建設が大沢川へアマゴ放流

地域の話題

[ 2014年 7月 18日 金曜日 10時21分 ]

 昨年の台風18号の被害を受けた大沢川に再び魚を―。阿智村浪合の恩田井水で水路トンネル工事を手がける北沢建設(北沢資謹社長)は17日、浪合小学校の児童を招き工事現場に隣接する大沢川へアマゴ3000匹を放流した。

 大沢川は、さまざまな魚が生息する自然あふれる川だったが、昨年の台風で河床が1メートル近く削られ岩盤が露出して生き物が壊滅状態になった。同社は毎日、大沢川を渡って水路トンネル工事の現場へ向かっていたが、工事完了が近くなり、川の環境が復活してきたことから、魚の泳ぐ川を取り戻し、次世代を担う子どもたちにも川や生物に興味を持ってもらえるようアマゴの放流を計画した。

 放流には浪合小1~3年生13人や下伊那地方事務所、恩田井水利組合などが参加。開会式では、北沢社長が、浪合の恩田川の水が恩田井水を通じて伍和に運ばれ伍和の農業用水や下條の飲用水になっていることを紹介し「水道できれいな水が流れるためにはいろんな人が頑張っている。水を大切に」と呼び掛け、子どもたちに水路トンネルの貫通石のお守りや魚図鑑などを手渡した。

 大沢川に到着すると、子どもたちは「きれいな川」と声を上げた。バケツに入れたアマゴを川へ流した。子どもたちは心配そうに魚を見つめたが、放流したアマゴが岩陰で元気に泳ぐのを見て喜んだ。

 同校3年の男子児童は「アマゴの肌がつるつるしてた。元気に大きくなってほしい」と話す。北沢社長は「工事では、ここを通るたびに気持ちが豊かになった。魚を放した思い出を持ち続けてもらい、大きくなったら彼らの手でこの自然を守ってもらいたい」と話していた。

  

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