千代に鳥獣被害防止の柵完成

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[ 2012年 12月 26日 水曜日 9時52分 ]

 飯田市千代地区の野池から山中地区までの8・75キロの防護柵がこのほど、完成した。今後は同まちづくり委員会を通して山中から千栄の米峰、下村を経て天竜川までを早期に設置するよう関係機関に働きかけていく。

 これまで上久堅から千代芋平を経て野池の一部まで続いてきた長大防護柵。設置された地域の有害鳥獣被害防止に効果があったものの、未設置だった千代地区では、防護柵に沿って逃れてきたシカやイノシシが進入し、農作物などへの被害が相次いでいた。

 今回の有害鳥獣防護柵は野池の続きの部分から米川、法全寺を経て山中までの8・75キロ。総工費は4000万円で、このうち1800万円は千代地区中山間地域等直接支払い事業の積立金、残りは2011年度繰り越しの国の補助金を利用した。

 5月に関係地区へルート説明会があり、6月に地権者や関係者の立会いのくい打ちとそれに基づいた測量を実施。8月に入札が行われ、地元業者のカリスの施工で工事が行われた。

 防護柵は柱を立てて金網を張ったもので、林道部分や人の出入りのある部分にはゲートを設けた。短期間で急斜面のある工事だったが、予定通り11月末までに完成した。

 今後の防護柵の管理は、来年4月に設置する防護柵管理組合で実施。雑木の除去や金網の修繕などを手がける。また、山中以降の未設置部分の要望活動も行っていく。

 県道など主要な道路部分には防護柵が設けられておらず、シカやイノシシも通り抜けることができるが、防護柵が設置されたことで有害獣の動きも予測できるようになった。同地区は猟友会と協力してわなの設置などを行い、効果的な有害鳥獣対策につなげていく方針だ。

  

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