飯田市千代地区まちづくり委員会・千代公民館はこのほど、秘境万古渓谷桂の木ツアーを行った。東京都から飯田市内まで42人が参加し、万古渓谷の清らかな渓流と大自然を満喫した。
かつては険しい道を歩く「沢渉りツアー」として開催していたが、普段山歩きをしていない一般客でも気軽に参加できるようにと昨年からコースを変更した。
千代小学校に集合した一行は、マイクロバスで法山地域振興センターへ移動し出発式を行い。唐沢滝から九林渕、赤石渕などを経て、桂の木までの片道2時間半の道のりを歩いた。
危険度の少ないルートだが滝など一部はロープを伝って岩場を歩いたり、ひざ下まで沢に入って歩く場所もあった。前回は健脚の参加者ばかりだったが、今回は一般の参加者も多く、険しい道のりに苦労しながらも美しい自然と風景を楽しんだ。
目的地の桂の木では巨木をバックに記念撮影を行い、昼食を味わった。帰り道は行きと同じコースを歩き、法山地域振興センターに帰着し、有志で交流会を行った。同事務局では「雨に降られることもなく無事に自然を満喫できた。スリルを求める人にはもの足りないながらも、初心者には少々厳しいコースだったかもしれない」と話していた。