飯田市千栄の住民有志が、三遠南信自動車道千代インター(仮称)の供用開始と天龍峡大橋の完成を見据えて地域の将来を考える「千栄夢みらいプロジェクト」が、今夏からスタートする。
「インターが出来るから、地域振興のために誰かが何かしてくれる」という幻想から抜け出し、自分たちの手で未来を創り出そう―と、有志が実行委員会(井澤逸男委員長)を立ち上げ、年齢を問わず参加を呼び掛けている。
初顔合わせは8月6日。「千栄夢みらいフォーラム」と銘打って飯田りんごんに参加し、そろいのTシャツを着て踊りながら仲間意識を育む。この集いをきっかけに輪を広げていきたい考えだ。
30~50代後半の8人でつくるフォーラム運営委員会(清水美彦委員長)が用意したTシャツは、1枚1000円で販売中。好みの色を選んで注文できる。
井澤さん(59)は「夢、未来は歯が浮いたような言葉だが、諦めちゃいけないもので、過疎地が一番失っているものでもある。一人一人が夢見て行動することで地域は絶対に明るくなる。インター、大橋というツールをみんなが幸せになるように活用したい」と話している。
問い合わせは井澤さん(電話090・9667・7188)へ。