南アルプスジオパークの再認定審査

地域の話題

[ 2016年 11月 2日 水曜日 15時17分 ]

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 飯田市と大鹿村、伊那市、富士見町にまたがり、地球の営みを学べる貴重な地質や地形が見られる「南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク」について、日本ジオパーク委員会は31、1日の2日間、再認定に向けた現地審査を行った。ジオサイトを地域でどのように保全し、学びなどに活用しているかを中心に審査。結果は12月に公表される。

 南アジオパークは2008年12月に初めて認定された。審査は4年ごとにあり、12年に続く今回は、全国地質調査業協会連合会の成田賢会長ら審査員3人が「板山露頭」(伊那市高遠町)や「御池山隕石クレーター」(飯田市上村)、「埋没林」(同市南信濃)などエリア内のジオサイトを視察。市民ガイドや関係者の取り組みを聞いたり、新設された案内看板を確認したりした。

 1日の飯田市内では、市美術博物館の坂本正夫専門研究員が2~3万年前の氷河期の衝突によるとされる隕石クレーターや過去の大地震に伴う埋没林などを説明。上村地区の「下栗案内人の会」の胡桃澤三郎会長が、下栗の里のビューポイントを通常のガイド時と同じく往復40分掛けて案内した。

 南信濃の温泉施設「かぐらの湯」で委員らは、ジオパークを生かした住民主体の取り組みを中心に把握した。遠山郷観光協会の近藤力夫会長は「チャレンジマラニック」などのイベントを通じて、ジオパークの魅力の発信に努める現状を説明。隆起した山々や深い渓谷を望める景観も強調し、今後も観光振興に生かしたい考えを伝えた。

 市環境課によると、前回審査以降、市内では、市美術博物館を中心にジオパーク関連の案内板の設置にも力を入れており、昨年は上村、南信濃の両地区それぞれに大型の全域案内板を設けた。引き続きジオポイントごとの整備・更新を進めるという。

 再認定の可否は12月に都内で開く委員会で決まる。

  

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