南アルプス遠山口の開山式開く

地域の話題

[ 2010年 6月 22日 火曜日 8時02分 ]

 南アルプス遠山口の開山式が20日、飯田市南信濃木沢の梨本ていしゃばで開かれ、地元住民らがシーズン中の安全を祈願した。同地区一帯では近年、里山を舞台にしたエコ散策やミニ登山も人気。年々増えている来訪者らの無事故、無災害を願った。

 木沢活性化推進協議会が主催。会員や遠山山の会、市など地域の関係者ら30人が出席した。

 旧木沢小学校などに会場を移して開く機会が続いたため、本来の開催場所であるていしゃばで開くのは数年ぶり。南アに向かって祭壇を設け、神事を執り行って登山者や行楽客の安全を祈った。

 遠山登山口は、南ア寄りの同地区便ケ島(たよりがしま)にある。聖岳(標高3011メートル)や光岳(標高2591メートル)などの玄関口として毎年、大勢の登山客でにぎわっている。

 2009年に同登山口から入山した人はおよそ1000人、里山観光で地区を訪れた人は2000人強に上るという。

 木沢活性化協の松下規代志会長は「登山やエコ散策で遠山郷を訪れるすべての方々の安全を祈願した。南アや里山の自然を生かし、さらなる地域活性化を図っていきたい」と話していた。

 神事では、県の元気づくり支援金を利用して購入した後継者育成用の祭太鼓と笛も披露した。

 霜月まつりの囃子に利用するもの。保存会員が青空の下で奏でると、参列者らは八百万の神々に登山シーズンの安全を願っていた。

  

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