南信州新聞社が創刊60周年記念式典

地域の話題

[ 2015年 10月 5日 月曜日 9時24分 ]

 南信州新聞社は2日、本紙の創刊60周年を記念する式典と祝賀会を飯田市羽場坂町のマリエール飯田で開いた。1954(昭和29)年10月2日に創刊し、昨年、60周年を迎えていた。関谷邦彦社長は、次の節目となる70周年に向けて「リニア中央新幹線や三遠南信自動車道を見据え、子々孫々に恥じない地域づくりを行政、市民の皆さんと模索する」と決意を語った。

 政治、行政、経済、文化界の代表者や新聞業界の関係者、特集号の協賛企業などから約200人を迎えた。

 来賓祝辞で宮下一郎衆院議員は、国が掲げる地方創生を挙げて「ことしは地域の魅力を再発見し、磨き上げ、将来の絵図を描く元年」と指摘。「南信州新聞が地域活性化の核となり、地域の取り組みや情報を発信し、地域が大きく発展する原動力になってほしい」とエールを送った。

 牧野光朗飯田市長は▽地域の動きを適時的確に郡市民に伝える▽地域のオピニオンリーダーとして地域のあるべき姿を示唆する▽地域の文化の担い手―の3点について「引き続き役割を担ってほしい」と要望。「リニアや三遠南信自動車道を迎えるに相応しい地域をつくるため、一緒になって地域の明日を切り開いていきたい」と語った。

 この60年間を「苦難の連続だった」と振り返った関谷社長は、戦後や飯田大火からの復興に全力を挙げた時代や中央自動車道や三遠南信自動車道、リニア中央新幹線の早期実現に向けて重ねたキャンペーン報道の歴史をひもといた上で、「過去を糧に明日に向かわなければならない」と力説。新聞倫理綱領の遵守をあらためて誓うとともに、「同じ空気を吸い、地域の喜怒哀楽を共にし、明日の幸せを目指す」と地域密着の姿勢を強調した。

 下條村出身の俳優で長野県観光大使の峰竜太さんが「私の歩みとこれからの南信州」と題して講演した。

 南信州新聞は、戦後の新聞統制解除後、45(昭和20)年に誕生した前身から紙齢を引き継ぎ、54年10月1日に2日付の紙面を発行して創刊した。

  

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