南信州版朝食ライフスタイル開発連携推進委員会開く

地域の話題

[ 2010年 2月 20日 土曜日 8時26分 ]

 南信州ブランド推進協議会(宮島八束会長)の南信州版朝食ライフスタイル開発連携推進委員会の第6回会合は18日、飯田市上郷別府のEMCセンターで開かれ、名古屋市内で17日に開いた朝食料理教室などの取り組みやメニュー開発状況などについて報告を行った。事業も初年度を終え、一定の成果を収めたとして、次年度は販売など具体的な動きへと発展させていく方針だ。

 名古屋市内で開いた料理教室では、千代幻豚や地元産のみそを使った「肉味噌生姜」、五平もち入りの「和スープ」など同委員会で開発した飯田の朝食メニュー5品目を、参加した30―40代の主婦ら7人が調理、完成させた。また1月末には都内近郊在住の長野県人を中心に同メニューで試食会を開き、反応や評価を聞いた。

 料理教室を担当した同事業アドバイザーでマーケティング会社国産(東京都)社長の影山恭英さんは「1番人気は和スープだった」と振り返り、「飯田には美味しい水がある。住んでいれば当たり前のものだが大きな財産。水、みそ、新鮮な野菜を生かした名物料理が面白い」と言及した。

 試食会参加者らも和スープについて「みそラーメンのような味が気に入った」「ダシを引かずにキノコと肉だけの味がおいしい」など好評で、同じくアドバイザーの野外塾ワイルドライフ代表、高山昌浩さんは「鮮度、素材の良さを感じてもらうことができたのでは」と指摘。「地元の人が気づいていない飯田の良さを表に出していければ」と話した。

 影山さんは、首都圏、中京圏へのPR方法について「すべての世代が集うコミュニティーの場として、スポーツ施設、特に近年人気があるボウリング場でのPRはどうか」と提案。出席者も「目的意識を持ったクラブ会員などにアピールするのは有効」と賛同した。

 さらに影山さんは「スープ系、コメ系を中心に、日々食べられるものを全国にPRしていきたい」とし、地元ではスープを1つのテーマにしたイベントを企画開催するなどして、飲食店に提案していく方向性を強調。誘客面では、市内のホテルや弁当店、昼神温泉などで、開発した朝食メニューの取り扱いを検討している具体的な動きもあり、観光体験旅行と絡めながら検討していく考えだ。

 意見交換では、食だけに限らず、体を動かすなど健康や環境も含むトータルな体験旅行を提案する声が多く、影山さんは「朝食をきっかけに、体験もあり、愛着も湧き、定住までつながるような、中長期的にかかわっていけるものを作りたい。来年度は民間との連携、移管も視野に入れながら具体的な形にしていきたい」と語った。

 同事業は、地元にみそや漬物、納豆、凍豆腐、しょう油など朝食に必要な食品を製造している企業が多いことに着目し、新たな朝食メニューの開発を進めていく取り組みとして昨年7月に着手。産地と生活者連携による新観光モデルの創出を狙い、地域内農商工連携強化と中京圏・首都圏市場開拓による外貨獲得戦略の構築も見据えている。

  

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