南信州狼煙リレー 諏訪までの24地点結ぶ

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[ 2013年 9月 10日 火曜日 16時59分 ]

のろしに着火する 武田信玄が戦国時代にのろし台を配備したとされる飯田下伊那の地域が連携して行う「南信州狼煙(のろし)リレー」は7日午前、根羽村の杣路(そまじ)峠をスタートに、伊那谷の21地点をリレー点火した。

 

 2007年に神之峰でのろしを上げて7年。毎年参加地域は増え続けている。ことしは杣路峠での点火を皮切りに、飯田下伊那南部から北部へと12地点で順次のろしを上げ、中川村の人馬形や高遠城跡など上伊那郡につなげた。8日は諏訪市の3地点で点火された。

 

 このうち、同市上久堅地域の神之峰はかがり岩付近でのろしを上げた。ことしは上久堅小学校6年生2人が卒業記念として鎧兜(よろいかぶと)を身にまとい着火。午前9時3分に下條村の極楽峠からののろしを確認すると、同6分、児童2人が準備された点火材のわらに着火。スギが勢いよく燃え、煙が高々と空に上った。2人の児童は「鎧兜はちょっと重かったけど、昔の人の気持ちが体験できた」、「着る機会がない鎧兜で、とてもいい経験になった」と話した。

 

 信玄は根羽村の杣路峠から甲府までの間にのろし台を数多く配置して、三河の情報を伝達していたとされ、のろし台のあった飯伊の二十数カ所は強く結びついていたという。リレーイベントは、戦国時代の情報伝達網を通じて地域の密接な関係を再現し、郷土学習を重ねながら今後の地域づくりを考えることがねらい。上久堅のろし研究会の塩沢清吾会長は「参加は広がっているが、焦らず気長に続けたい。将来的には山梨県甲府市までつなげることができれば」と話した。

 

  

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