南信濃の龍淵寺で観音堂「光堂」の落慶式開く

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[ 2010年 4月 17日 土曜日 8時36分 ]

 飯田市南信濃和田の龍淵寺(盛宣隆住職)は15日、観音堂「光堂」の落慶式を開いた。青山俊董愛知専門尼僧堂堂長が導師を務めて法要を執り行い、和田小学校の児童たちが稚児衣装を身につけて登場し、花を添えた。

 境内にある平成の名水百選「観音霊水」や、親子杉「観音大杉」で知られる同寺。1907(明治40)年に建てた観音堂が老朽化したため、新築改修を決め、昨年8月から信州の名工(2008年)として知られる阿智村清内路の宮大工、桜井三也さん(56)が造営作業を進めていた。

 総ケヤキの入母屋造りで、今後、内外に精巧な彫刻が配される。南信濃和田の商店街を見下ろす場所にあり、光輝く銅板の屋根が各所から眺望でき、新たな地域のシンボルにもなっている。

 落慶式には同市立和田小学校2年生の児童が稚児衣装を身につけて登場し、かわいらしい姿で真新しい回廊を歩いた。本堂では青山俊董愛知専門尼僧堂堂長が「観音さまのこころ」と題して記念講演。約100人の参列者が耳を傾けた。

 光堂には観音像のほか、檀家や信徒らが願いを込めて15年間にわたって積み重ねてきた10万5000巻の写経が納経された。

 盛住職(56)は「木の喜びが伝わる光堂ができた。10万巻を超える写経を納め、昭和から平成にかけての時代に暮らした人々の思いを次代に伝え、人と人との縁を取り結ぶ堂になれば」と話していた。

  

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