反核平和の火リレーがスタート

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[ 2012年 7月 21日 土曜日 10時26分 ]

 被爆地の広島市の平和公園で燃え続ける「平和の火」を走り継ぐ「反核平和の火リレー」が20日、飯田市役所を皮切りに飯田下伊那地域で始まった。翌21日にかけて、県平和友好祭実行委員会下伊那地区(木村陽一実行委員長)が飯伊14市町村の役場で火を受け渡し「ノーモア・ヒロシマ、ナガサキ、オキナワ、フクシマ」を訴える。

 同リレーは広島で始まり31年目。県内は25年目で、ことしは今月17日に上伊那地区から始まり、8月9日の北信地区のゴールを目指し、県内全77市町村を自治労の若手組合員らを中心にリレーする。

 飯田市役所には20日朝、木曽郡から受けた「平和の火」を手にしたランナーら約20人が到着。出迎えた同市職員労働組合の後藤武志執行委員長は「福島第一原発事故以降、脱原発の動きは強まり、価値観も経済優先から命優先へと見直されてきている。協調の輪を広めてほしい」と激励した。

 ランナーを代表して同実行委員会事務局の男性は原子力に頼らない自然エネルギー政策への転換を求め「核との共存はできないことを伝えるのが使命。ノーモア・ヒロシマ、ナガサキ、オキナワ、フクシマを合言葉に、反戦や反核を訴え、平和憲法の理念を伝えていくための平和行政を願う」と呼び掛けた。

 要請項目として▽平和憲法擁護を採択し政府へ要請▽国の原子力政策の抜本的見直しと脱原発社会の実現への取り組み▽原発被害者の救済▽非核三原則に基づく「非核法」の国への制定要請―など6項目を伝えた。

 牧野光朗市長は「市の非核平和都市宣言に恥じぬよう取り組む」と呼応。南信州広域連合や県が補助金を出し、阿智村に建設される満蒙開拓平和記念館にも言及し「多くの方々に有効に活用してもらい、平和教育や平和学習に役立てたい」と話した。社民党飯伊支部の森田恒雄代表も「原発事故も戦争も満蒙開拓も、誤ちを繰り返さぬよう語り継ぐことが大事」と呼び掛けた。

 「平和の火」は20日に飯田、阿南、天龍、売木、根羽、平谷、阿智の7市町村を、21日に下條、泰阜、喬木、豊丘、高森、松川、大鹿の7町村を経て、諏訪地区の実行委員会に引き継ぐ。

  

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