台湾の一行が豊丘村を視察

地域の話題

[ 2011年 9月 10日 土曜日 9時04分 ]

 台湾の大学教授や元国会議員、農業関係者ら18人が8日、豊丘村を訪れた。台湾にグリーンツーリズムを普及させる狙いで、昨年に続き2回目。村内の取り組みを聞き、農山村の生活を体験できる民宿の取り組みにも耳を傾けた。

 台湾の農業団体でつくる「台湾農業旅遊発展協会」が主催し、今月4日から6泊7日の日程で神奈川、東京、静岡、長野を訪れている。県内は7日に伊那市長谷の民宿を見学し、この日はグリーンツーリズムを積極的に取り入れている豊丘村を見た。

 豊丘村役場近くの交流センター「だいち」では、村担当職員がリンゴのオーナー制度といった都市と農村の交流事業について説明し、地元の農産加工組合が活動を紹介。大鹿村鹿塩の民宿経営、伊東和美さん(73)も足を運び、グリーンツーリズムを始めた経緯などを紹介した。

 視察団はメモを取りながら熱心に耳を傾け、積極的に質問するなどして今後の参考にした。同協会理事長の蔡勝佳さん(66)は「農山村を取り巻く問題は台湾も同じ。日本のようなグリーンツーリズムを確立させたい」と話した。

 グリーンツーリズムの指導役として同行している片桐光雄さん(67)=横浜市=が豊丘村神稲出身という縁もあって視察地に同村を選んだという。

 台湾では日本の取り組みを参考に、都市部の人たちを農業を通して農山村に呼び込み、農村部の活性化を図る取り組みを進める。グリーンツーリズムはその手段の1つ。片桐さんは「台湾は日本に比べ、グリーンツーリズムが10年近く遅れている。モデル地区として多くを吸収してほしい」と期待を込めた。

  

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