飯田国際交流推進協会は24日、多文化共生イベント「IIDA地球村」を飯田市丸山町のかざこし子どもの森公園で開いた。飯田下伊那地域在住の外国籍住民らによる伝統料理の提供や、文化紹介などが行われ、多くの来場者と交流を深めた。
同協会が毎年、地域住民と外国籍住民の相互理解を深めることなどを目的に開催している「飯田国際交流の夕べ」のミニイベント。
国際交流の夕べは浸透してきているが、より広く活動について知ってもらおうと5年前から、同公園主催の「もりもり文化祭」に出展して地球村を実施している。
さまざまな国の食文化を楽しむ「ワールドキッチン」では、ベトナムとタイ、ブラジル、中国、日本の料理を提供。来場者は食器を手に各ブースを回り、それぞれの料理を受け取った。
ブースでは、中国のギョーザやブラジルの揚げ物、タイの焼きそば、ベトナムの春巻きなど、各国の代表的な食べ物や菓子を用意。各国のあいさつの言葉も掲示され、掲示を参考に声を掛けたり、料理の感想を伝える来場者の姿もあった。
ほか、飯田青年会議所による餅つきや、市公民館が開く日本語教室の活動紹介、民族衣装の試着体験、各国の雑貨や被災地の物産品販売などを実施。
アリスバトンクラブのバトントワリングと、ブラジルのズンバの発表も行われ、終日にぎわいをみせた。
◎写真説明:各国の料理を振る舞うワールドキッチン