名水で一服、守る思い新た 猿庫の泉保存会が初釜茶会

地域の話題

[ 2018年 2月 13日 火曜日 15時10分 ]

羽場公民館で開かれた初釜茶会

 猿庫(さるくら)の泉保存会(松沢時夫会長)は11日、飯田市羽場公民館で初釜茶会を開いた。同会員をはじめ来賓や一般参加者など約70人が出席。春を感じさせる梅の花をかたどったお菓子とともに、名水でたてた一服をゆっくりと堪能し、地域の宝である名水を、地域を挙げて守り続けていく思いを新たにした。

 猿庫の泉は古くから茶の湯に適することで知られ、文化文政年間(1804~30年)ころには、飯田城主の堀公が場内に数奇屋(すきや)を建て、毎朝家来がくんできた泉の水で茶をたてたとされる。

 1985年に環境省の「名水百選」に認定され、同年に保存会が発足。5月から10月まで毎週日曜日を基本に茶会を開くほか、泉周辺の清掃・整備活動などに励んでいる。

 一昨年に行った遊歩道の設置など、泉の周辺整備の効果もあり、入込客数も年々増加。昨年4~9月には観光バス約25台、フリーの大型バス5、6台が訪れるなど、入込客数は前年比で1000人ほど増えたという。

 会の冒頭あいさつに立った松沢会長は、「会員の高齢化が進んでおり、新しい血の導入が必要。ことしの秋ごろには、飯田女子短大茶道部との連携事業も計画している。こうした事業を通じて、若い人たちに泉への関心を持ってもらえたら」と話した。

  

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