和歌山大の尾久土教授が世界初の全天周4Kビデオ撮影

地域の話題

[ 2010年 4月 5日 月曜日 8時49分 ]

 和歌山大学観光学部の尾久土正己教授(49)らは2日夜、飯田市追手町の市美術博物館で、世界初となる全天周4Kビデオ撮影を行った。

 同館は6月、プラネタリウムで飯田市の自然や文化などの観光コンテンツを紹介するドームイベントを企画。今回、同市と協定を結ぶ和歌山大学の尾久土教授と研究員、機材メーカー担当者がイベント用映像を撮影するため4Kビデオカメラを使用し、同館前庭の長姫のエドヒガン(安富桜)の撮影を行った。

 4Kは、ハイビジョンの4倍以上の画素数を持つ超高精細映像で、大型スクリーンでの上映に適した鮮明な画像の撮影が可能になる。このカメラに魚眼レンズを取り付け、撮影した映像をプラネタリウムのドームスクリーンに映し出すことで、従来よりも鮮やかで臨場感に溢れた映像を楽しむことができる。

 今回使用したカメラは日本ビクター製。魚眼レンズは、日本ビクターが設計したものをレンズメーカーが製作した特注品。全天周映像用の4Kカメラとしては、世界でこの一台のみとなる。和歌山大は先月末にカメラを購入。以前から牧野光朗市長と交流のあった尾久土教授が市長からの勧めを受け、今回の撮影に至った。

 尾久土教授は「このカメラと専用の魚眼レンズを使って撮影した映像を、プラネタリウムのドームスクリーンに投影すると、まるで実際の桜を下から眺めているように見える。ドームシアターで観光地の四季折々の風景を見ることで、観光の疑似体験をしてもらう。これまでパンフレットくらいしかPRする手段がなかったが、きれいな観光地の映像を動画で撮影し、プラネタリウムで日本の美しい風景を投影して紹介していきたい。今回、飯田を出発点とし、京都や奈良なども撮影していきたい」と話した。

 教授らは5日まで飯田に滞在し、座光寺麻績の里の舞台桜や杵原学校、石塚、黄梅院、松尾毛賀くよとのシダレザクラなどを撮影する予定。

 同館で開催する6月のイベントでは、今回撮影する飯田各地のサクラの映像が体験できる。

  

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