喬木村で阿島の大藤が見ごろ

地域の話題

[ 2011年 5月 11日 水曜日 10時45分 ]

 喬木村阿島の安養寺に隣接するフジ園「阿島の大藤」が見ごろを迎え、家族連れらでにぎわっている。

 10アールほどの敷地内は紫、ピンク、白の花が咲き誇り、甘い香りが漂う。連休明けとなった9日は、観光客らが訪れ、頭上に垂れ下がったフジのシャワーを浴びた。アマチュアカメラマンは盛んにシャッターを切り、家族連れはフジ棚を見上げるなどして花見を楽しんでいた。

 フジを管理する地元保存会によると、春先の低温の影響で開花が遅れ、例年より1週間ほど遅い見ごろ。大型連休中に夏を思わせる日が続き、一気に花数が増えた。ピンク色と紫色の品種がちょうど見ごろ。白い花を付ける品種は2部咲き。

 保存会の松村良雄さん(79)は「見ごろを迎えたすばらしい大藤を大勢の人に見てもらいたい」と来場を呼び掛けている。

 阿島の大藤は1933年、地元の商店主が飯田市の旧家から譲り受けたフジを移植したのが始まり。5種類20本あり、樹齢は古いもので380年。戦時中は手入れができず、フジ棚が崩れるほど荒れた時期もあった。戦後の食糧難で「木を切って、敷地で米を作る」という話も持ち上がったが、地元住民の熱意で何とか乗り切り、いまでは保存会が中心になって手入れする。

 午前9時~午後8時。入園料100円(小学生以下無料)。焼き鳥や串団子などの販売コーナーがあり、ござを広げゆったりと花見を楽しめる。

  

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