喬木村に阿島傘資料館が開館

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[ 2011年 10月 1日 土曜日 9時39分 ]

 喬木村阿島に江戸時代から伝わる伝統和傘「阿島傘」の製作工具や関係文書などを集めた「阿島傘資料館」が完成し、29日に開館式があった。

 阿島傘伝承館に隣接。木造平屋建て約37平方メートル。総事業費は約570万円。県の補助金を活用した。

 製作工程を示した写真や絵のほか製作工具、和傘など、村や阿島傘の会が所有する約500点を展示する。

 阿島傘伝承館は1994(平成6)年に村が設立。阿島傘に関係するものは2階の展示スペースに収めていたものの手狭となり、村は新たに資料館を建設した。

 開館式には、阿島傘の保存と伝承に取り組む「阿島傘の会」メンバーや地元自治会の役員、村議ら約30人が出席。テープカットなどを行うなどして開館を祝い、大平利次村長は「歴史ある阿島傘を次世代につなげていく拠点にしたい」と述べた。

 伝承館ができた年に発足し、同館を活動の拠点としてきた阿島傘の会の小林武司会長(83)は「資料館を通して阿島傘を知ってもらい、また子どもたちの教育の場になればいい」と期待を込めた。

 阿島傘は、江戸時代中期の1737(元文2)年に京都の旅人によって工法が伝わったとされる。戦後には約160戸、年間30万本が生産されていたものの、洋傘の普及などによって昭和20年代を境に徐々に衰退。いまでは1戸のみという。

 資料館は、地元の阿島町自治会が村から委託を受けて管理していく。一般にも開放し、阿島傘の会のメンバーによる案内もある。入館は無料で、事前の申し込みが必要。問い合わせは村教育委員会(電話0265・33・2002)へ。

  

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