喬木村伊久間のドーム菊園で、ドーム菊の観賞や掘り取りなどが楽しめる「菊まつり」が開かれている。31日まで。
60~70代の住民有志9人でつくる菊愛好会(木下正一代表)がドーム菊を丹精し、7アールの緩やかな斜面には色鮮やかな株が植わる。まつりは11年目。
えんじ、黄、白、ピンクなどの花を付ける7種類の計約500株を育てている。菊愛好会によると、大きいもので直径1メートルほど。ただ夏場の雨が少なかった影響で生育はやや遅れ、例年よりも全体的に小ぶり傾向となっている。
まつり期間中の週末は毎年多くの花愛好家らが訪れる。園からは天竜川対岸の飯田市街地を一望でき、眺望の良さも人気となっている。今週末には早咲きの品種を中心に見頃になりそうで、メンバーの吉川正隆さん(73)は「気軽に足を運んでもらえたら」と来園を呼び掛けている。
会場は伊久間原の「縄文の丘公園」近く。開園時間は午前9時半~午後3時半。菊の販売は1株1100円。また会場にはメンバーが収穫したリンゴや野菜の販売コーナーもある。問い合わせは代表の木下さん(電話090・4230・1708)へ。
◎写真説明:伊久間原で始まった菊まつり