喬木村阿島の大藤が見頃

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[ 2018年 4月 28日 土曜日 14時21分 ]

見頃を迎えた阿島の大藤

 喬木村阿島の安養寺境内に植わるフジ園「阿島の大藤」が例年よりも早くそろい始め、大型連休を利用して訪れる観光客らを楽しませている。

 10アールほどの敷地内には紫、ピンク、白の花が咲き、甘い香りを漂わせている。地元4軒でつくる保存会によると、見頃は例年より10日ほど早い。

 大型連休初日の28日は、午前9時の開園を前に来園する花愛好家の姿もあり、棚から垂れ下がった房を見上げたり、カメラに収めるなどして花見を楽しんでいた。

 フジの名所として広く知られるようになった一方、4軒のみで管理しているとあって、保存会員の中森高茂さん(59)は「せん定作業もままならない状況」といい、維持管理の厳しさを指摘。ただ例年通り見事に色付く花には感慨深く「今年は花芽が多い。多くの人に楽しんでもらえたら」と話していた。

 阿島の大藤は1933(昭和8)年、地元の商店主が飯田市内の旧家から譲り受けたフジを移植したのが始まり。5種類20本あり、樹齢は古いもので380年。戦時中は手入れができずフジ棚が崩れるほど荒れた時期もあった。戦後の食糧難で「木を切って敷地で米をつくる」といった話も持ち上がったが、地元住民の熱意で回避し、現在は保存会が管理している。

 開園は午前9時から午後7時頃まで。入園料は100円(小学生以下無料)。

  

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