泰阜村の村づくりやらまい会は18日、日帰り体験ツアー「土で遊び器を作る」を開催した。同村田本のNPO法人グリーンウッド内の工房草來舎で自然のものからの釉薬(ゆうやく)作りや手びねりでの器や皿作りを体験した。
毎月開催する日帰り体験ツアーの一環で開き、飯田下伊那や東京都などから子どもから大人まで14人が訪れた。同工房の大越慶さんらから陶芸や釉薬について話を聞いた。リンゴの木の灰から青い色、松の灰からは緑色、わらの灰からは味わい深い白い灰ができるという。
話を聞いた一行は鉢を使って釉薬を混ぜ合わせる作業を体験。続いて、皿を作るグループと器を作るグループに分かれ手びねりでの陶芸に挑戦した。ひも状にした粘土を段々と重ね合わせ、思い思いの形に仕上げた。
昼食は併設のカフェで村産ホウレンソウやシイタケを使ったイタリア料理を味わい、午後からは施設内で山村留学の子どもたちが2月に火を入れる登り窯などを見学した。
村づくりやらまい会は、2月14、15日に移住希望者向けの体験ツアーを開く他、16日には日帰りでの猟師体験ツアーを予定している。問い合わせは同村役場村づくり振興室(電話0260・26・2111)へ。