地元産の安全な野菜を

地域の話題

[ 2020年 4月 8日 水曜日 17時35分 ]

 松川町で本年度から、地元産野菜を学校給食へ提供する事業が始まった。7日には、ジャガイモとニンジンの種まき作業を行った。単なる食材提供だけでなく、環境にやさしい農業の推進、遊休農地の活用、地産地消などにつなげようと狙う。

 同町の農業は果樹が中心。学校給食で地産地消を進めようとしても、町内産のみでは野菜などの食材を調達することが難しいという。

 町は、町内から賛同する農家やグループを募って「町環境保全型農業推進協議会」(仮称)を発足。学校給食への食材提供とともに、農薬や化学肥料をなるべく使用しない環境にやさしい農業での野菜栽培を普及させようと図っている。

 本年度は町内5つの畑でジャガイモ、ニンジン、ネギ、タマネギ、米を育て、学校給食に提供。自然農法国際研究開発センター(松本市)の協力で、栽培技術や土作りの講習、各土地に適した作物の検討、栽培マニュアル作りなども行う。

 7日は、増野の「楽しみまし農」(北沢ひろみ代表)の畑でジャガイモの種芋を植え、大沢南部のうしうしファーム(牛久保二三男代表)の畑でニンジンの種まきを実施。各作物の栽培についての座学も行った。

 このうち「楽しみまし農」は、増野の果樹農家20軒余による集落営農のグループ。「人・農地プラン」実質化のモデル地区として、農地利用を地域で話し合う中で始まった。昨年から遊休農地を活用して野菜栽培を続けている。

 これまで収穫した野菜は、年2回の収穫祭で活用したほか、参加農家で分け合うなどして外部に出すことはなかった。今年は町の呼び掛けに応じ、初めて学校給食に提供する。

 普段は果樹を手掛ける農家にとって野菜の作業は新鮮な様子。「腰が痛くなるな」「自分でジャガイモを育てるのは初めてだ」などと語り合いながら、メークインやキタアカリなど3種を植えつけていた。

 町環境保全型農業推進協議会の活動は、一般からも参加者を募って展開する。栽培やほ場見学、講演会など年10回ほどを予定している。

◎写真説明:「楽しみまし農」でのジャガイモ植え

  

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