地区に響く茶摘み唄

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[ 2021年 5月 1日 土曜日 13時25分 ]

 県南端の天龍村中井侍地区で1日、最も標高の低いJR飯田線中井侍駅近く、天竜川を眼下に望む羽田野七郎平さん(92)の畑から茶摘みが始まった。4月は気温の高い日が続き、霜による被害もなく瑞々しい新芽が順調に生育。昨年よりも5日早く、地区内に「茶摘み唄」が響き始めた。

 高齢の羽田野さんに代わり、村地域おこし協力隊の篠田大樹さん(30)が、昨年から約40アールの茶畑を管理する。昨年は、7月の豪雨により茶畑の斜面が崩れる被害が発生。クラウドファンディングで費用を募り、有志で修復作業に取り組むなど、苦労の多い年となった。

 篠田さんは「たくさんの方に助けられ、無事に茶摘みを迎えることができた」と感謝。「気候に恵まれ順調に育っている。ちょうど『八十八夜』に茶摘みができたのは、何だか縁起が良い」と笑顔を見せ、「今年もおいしいお茶を多くの人にお届けしたい」と、作業に汗を流した。

 この日、羽田野さんは参加できなかったものの、妹の原田浜子さん(78)ら親族が茶摘みに加わった。茶摘み歴50年を超える「匠の技」で小気味良く次々と摘み取り、「お茶を摘むには根羽からお摘み 根羽にゃ芽もある味もある」と、「中井侍茶摘み唄」を口ずさみながら、側面から飛び出す新芽も手際よく摘んでいた。

 標高約290~400メートルの平均斜度27度といわれる急斜面に茶畑が広がる同地区。温暖な気候の中、天竜川から立ち上る霧や日差しを存分に浴びて育ち、県内で最も早く茶摘みが行われる産地として知られる。

 現在11軒の農家が茶を栽培しており、標高の低い場所から順次茶摘みが行われる。有機栽培で農薬は不使用。手摘みした茶葉は近くの工場で浅蒸しで製茶し、独自銘柄「中井侍銘茶」として村内や近隣の直売施設などで販売する他、オンラインで注文を受け、全国各地に発送している。

◎写真説明:中井侍地区で始まった茶摘み

  

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