地域の連携と絆を目的に、飯伊12カ所で「南信州狼煙リレー」

地域の話題

[ 2010年 9月 7日 火曜日 14時16分 ]

 武田信玄が情報伝達の手段として、伊那谷に広範な狼煙(のろし)ルートを構築したとされる飯田下伊那の12カ所で5日、第3回」が一斉に行われた。主催の「武田信玄狼煙会」(亀井義人会長)は実施にあたり、6月から全体と地区の事前学習を行い、地域の歴史や文化を学んだ。また、狼煙ガイドマップ5000部とのぼり旗100本をつくり、狼煙リレーのPRに力を入れた。

 狼煙リレーを行ったのは根羽村の杣路(そまじ)峠、平谷村の高嶺山、阿智村浪合の蛇峠山、同村駒場の駒場城址、下條村の足畑山とパノラマ公園、飯田市山本の城山、三穂の水晶山、上久堅の神之峰、喬木村の茶臼山(加々須)と富田城址、高森町の吉田茶臼山の12カ所。同日午前9時に一斉点火した。

 山本の城山では、地元の郷土史研究家の林武史さん(66)が点火を前に集まった公民館やPTA、一般参加者ら約50人に「山本学」を講義。狼煙の意味について「兵隊を集めるのが目的。150キロの距離を2時間でリレーした」と説明した。

 青竹を組んでわらと杉の葉を積んだ狼煙に点火すると煙が勢いよく立ち上った。同時に、上久堅、喬木、阿智、下條の6カ所の狼煙も上がるのがはっきりと見えた。山本公民館長を務める亀井会長は「狼煙は弥生時代から伝わる情報伝達の手段のひとつ。地域の歴史と文化を学び、南信州の連携と絆を図っていきたい」と語った。

 同公民館の呼び掛けで集まった小学生や保護者ら約30人が、竹の棒で「ねじねじパン」を作り、狼煙の炭火で焼いて食べるイベントもあった。

  

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