農作業を通して飯田市鼎の活性化を目指す青年組織「夢かなえ隊」(木下周次会長)はこのほど、鼎小学校の5年生全4クラスと鼎東保育園、鼎幼稚園の園児に田植えを体験する機会を提供した。約180人が交代で水田に入った。
昨年の小学生コメづくり体験は5年生1クラスだけが関わったが、ことしは小学校側の要望で学年全体に拡大。児童は矢高稲荷神社近くの水田にクラスごと訪れ、木下さんらメンバー13人の指導で苗を植えた。
田植えをするのはこの日が初めてという男子児童は「意外と難しいことが分かった。苗は簡単には立たないし」と話していた。
今後の管理は夢かなえ隊が担うが、子どもたちも草取り、かかし作りなどテーマを決めて田に関わり、稲刈りや餅つきも体験する。
木下さんは「初めての子が大半だったが、手間取りながら楽しく作業ができた。勉強にも役立ててもらえれば」と意欲的な学習に期待した。