飯田下伊那の天竜川本流と支流で7日、アユの友釣りが解禁された。雨模様となったが、この日を心待ちにしていた愛好家たちが川岸に立った。
飯田市の天竜川と松川の合流点付近には早朝から釣り人が集まり、雨量が少なくなったのを見計らって友釣りを楽しんだ。
下伊那漁業協同組合(下島保徳組合長)はことし、昨年より0・23トン多い5・23トンの稚魚約58万尾を放流。3日に行った試験採捕の結果も良好だった。
専任監視員の三浦義広さん(79)=松尾明=は、午前9時ごろから釣れ始めたのを確認すると「あいにくの天候だが、地元の若くて熱心な人が来てくれた。ことしは例年と違う稚魚も放流し、大きく育っている。多くの人に友釣りを楽しんでもらえたら」と話していた。