大鹿さくら祭りで「騒動記」記念し植樹

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[ 2012年 4月 24日 火曜日 15時08分 ]

大鹿さくら祭り 桜の名所として知られる大鹿村大河原の大西公園で21日、恒例のさくら祭り(実行委員会主催)があった。桜の木の下でさまざまなイベントが繰り広げられ、大勢の花見客でにぎわった。映画「大鹿村騒動記」を記念した植樹もあり、主演した故原田芳雄さんの長女麻由さん(35)や阪本順治監督(53)が駆けつけた。

 

 記念植樹は、大鹿さくらの会が原田さんへの感謝の思いを込めて計画。映画にも出演した麻由さんと阪本監督を招き、同会の菅沼鑑二会長(78)、柳島貞康村長らで桜の苗木に土をかぶせた。

 

 苗木は百年桜1本で、高さ2・5メートル。大西公園入り口付近の赤石岳を望むところに植え、同会によると来春に薄紅色の花を付けそうだ。

 

 この桜の木は、映画の中の原田さんの役名「風祭善」にちなんで「善ちゃん桜」と命名。大鹿歌舞伎保存会の顧問(84)が「善ちゃん桜」などと記した標柱も建てた。

 

 あいさつに立った麻由さんは「芳雄が好きだった桜を植えていただき、胸がいっぱい。大きく育ち、大鹿の人たちに愛されるような優しい桜になってほしい」と感謝の言葉。菅沼会長は「10年後に美しく咲いているよう大切に育てていきたい」と話した。

 

 さくら祭りは、太鼓愛好会による「祝太鼓」で幕開け。公園のほぼ中央にステージを特設し、鹿塩地区郷土芸能保存会による獅子舞、村の有志らでつくる踊りグループ「美翔蓮」、カラオケ大会などがあり、天候にも恵まれ終日にぎわいを見せた。

 

 桜の開花が例年に比べ1週間ほど遅れ、この日は3分咲き。来場者は春の陽気に包まれた公園で花見などを楽しんだ。夜には村交流センターで阪本監督のトークショー「大鹿村騒動記と原田芳雄」もあった。

 

 1961(昭和36)年の集中豪雨災害「三六災害」で大崩落した大西山一帯を整備。犠牲者の慰霊と復興を願う住民が、約5万平方メートルにおよそ130種類、3000本の桜を植えた。

 

 残雪の赤石岳と彩り豊かな桜の鮮やかな対照が人気を集め、村によると、毎年この時期、県内外から約1万人が訪れる。桜の見ごろは25日ごろ。

  

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