大鹿村騒動記ロングラン上映で監督から花

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[ 2012年 4月 30日 月曜日 9時26分 ]

 大鹿村を舞台にした映画「大鹿村騒動記」を10カ月に及ぶ異例のロングラン上映した飯田市中央通りのセンゲキシネマズは、大型連休最終日の6日まで上映を続け、フィナーレを飾る。25日には阪本順治監督から感謝のメッセージと花が届き、関係者らを感激させた。

 映画の題材は、同村に300年前から伝わる国選択無形民俗文化財「大鹿歌舞伎」。花形役者を務める鹿料理店主を中心にした喜劇で、故・原田芳雄さん演じる主人公の元に、記憶障害となり過去を忘れていた元妻が村に戻る場面から始まり、歌舞伎を通じて2人が再び心を通い合わせる姿を描いた。

 センゲキシネマズは昨年7月16日の封切りから、繰り返して上映期間を延長。3カ月ほどで上映作を切り替えるのが通例だが、10カ月に及ぶロングランを行い、同映画では国内2位の集客数を達成した。

 阪本監督から届いたはがきには「ロング、ロング、ロングラン!本当にありがとうございます。スタッフ、キャスト一同、感謝の気持ちでいっぱい」との謝意が記されていた。

 地元で撮影された映画は、地域の要望などに応じて上映期間を延ばしてきた同社だが、10カ月の上映は、「母べぇ」の約4カ月の2倍余に及ぶ超ロングラン。松浦正江社長は「美しい大鹿村の風景とともに、古里の温かさを伝えている大切な映画。監督や原田さんの思いが伝わり、ヒットにつながった」とし、「映画を通じて、心の中にある古里を取り戻してほしい」と話していた。

 5月6日まで。いずれも午前10時40分上映開始。

  

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