飯田春の観光まつり・天龍峡花まつり(実行委員会主催)が17日、飯田市の天龍峡一帯で開かれた。雨の中で行われた健康マラソン大会には、予定通り約600人が県内外から出場して全員が完走。復活した帆掛け舟の披露目もあり、にぎわいをみせた。
マラソン大会には小学生から83歳までのランナーが出場。5キロと10キロの2コースを走り、18部門の入賞者を表彰した。
帆掛け舟が運航した午後1時ごろには雨も止み、白い帆を揚げた舟はひもで引かれて川をさかのぼった。
姑射橋には写真愛好家や観光客、大会出場者が集まり、盛んにシャッターを切っていた。
多くの露店が並んだあざれあ横「お祭り広場」では、実行委員会が募金箱を設置し、熊本地震の義援金も募った。
午後に予定していた稚児行列などのイベントは雨で中止となったが、龍神の舞が威勢のいい演舞を披露して盛り上げた。
実行委員長の竹村公秀さんは「悪天候にも関わらず多くの人が来てくれて、マラソン大会は事故もなくできて盛り上がった。帆掛け舟も評判がよくてよかった」と振り返った。