天龍峡大橋が「田中賞」に選ばれる

地域の話題

[ 2019年 5月 22日 水曜日 15時31分 ]

 本年度の供用開始を目指し、飯田市内の三遠南信自動車道・天龍峡―龍江インター間で整備が進む「天龍峡大橋」(仮称)が、優れた橋りょう工事をたたえる「土木学会 田中賞」に選ばれた。下部構造の施工を木下建設(同市松尾町)や神稲建設(同市主税町)が手掛けており、関係者らは「非常に名誉ある賞」と喜んでいる。

 名勝天龍峡に位置する大橋は長さ280メートル、高さ80メートルの鋼製上路式アーチ橋(バスケットハンドル型固定アーチ)。けた下に幅約2メートルの歩道を設け、天龍峡の遊歩道と接続させる計画で「新たな観光名所」としても注目を集める。

 事業主体は国交省飯田国道事務所と飯田市で、市は歩道の整備費を支出。上部工や歩道部分の構造物はほぼ完成し、今後に舗装や照明などを整備する。秋の供用開始を期待する声も出ている。

 田中賞は公益社団法人「土木学会」が創設し、1966(昭和41)年度分から、優秀な橋りょうや鋼構造工学の業績をたたえている。天龍峡大橋は、計画・設計・製作・施工・維持管理などで優れた特色がある構造物を対象とした「作品部門」で受賞した。

 作品部門のうち、新設は築地大橋(東京)など全国の4橋りょうが受賞。土木学会は天龍峡大橋の受賞理由の中で「名勝地を含む周辺環境との調和に十分に配慮しながら、独特の3次元造形を有する橋を実現したことが今後の橋りょう建設にも貢献する」と指摘している。

◎写真説明:田中賞」を受賞した天龍峡大橋(仮称)=写真提供・土木学会

  

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