天龍村平岡鶯巣(うぐす)のうぐす梅園で村特産の「竜峡小梅」がほころび始め、村は29日に「開花宣言」を出した。前日は雪が降るなど寒暖の差が激しいものの、ここ数日の温かさで開花が一気に進んだ。
国道418号の天竜川橋近く、天竜川左岸に広がる同梅園には30本ほどの梅の木が植わる。
村は毎年4~5輪がしっかり咲いた時点で「開花宣言」を出していて、一昨年は今年とほぼ同じ時期の1月31日。昨年は2月20日で、開花の記録を始めた2006年からみて最も遅かった。
担当する地域振興課は「ぎゅっと冷え込んだあと、気温が上がると開花が進む」と説明。見頃は2月下旬から3月上旬ごろと予想する。2月17日開催の「第50回天龍梅花駅伝大会」では、8分咲きごろの梅園付近を選手が駆け抜けそうだ。
◎写真説明:昨年より3週間ほどはやくほころび始めた天龍村鶯巣の竜峡小梅