天龍村唯一の給油所でオープニングセレモニー

地域の話題

[ 2013年 3月 18日 月曜日 17時12分 ]

 天龍村唯一の給油所が移転新築し、15日、平岡の新施設でオープニングセレモニーがあった。閉鎖を懸念していた村や村民らが継続に感謝し、今後の協力を誓った。

 タンクの老朽化を受け、経営している綿治硝子店(原治義社長)がエリア内での移転、継続を決定。村は燃料供給対策協議会の設置や、用地の確保、補助金取得などで後方支援に力を入れた。

 村内には2つの給油所があったが、2009年3月に1事業所が閉鎖。以降は同店が唯一となり、高齢化率が54%を超える村にとって、燃料、暖房用灯油を確保できる命綱の拠点となっている。

 新店舗の用地は旧施設から400メートルほど北、村内でも利便性の高い平岡長野町の役場近く。移転にあわせ、綿治給油所から綿治天龍給油所に名称を変更した。

 セレモニーで原社長は「多くの方の協力で使い勝手の良いスタンドを完成することができた。村民のみなさんに可愛がっていただき、燃料供給を安定させたい」とあいさつ。大平巖村長は「存続は村にとって大きな喜び。身を削っての継続に本当に感謝している。村を挙げて後方支援をしていきたい」と話した。

 国による地下タンク改修の義務付けなどにより、中山間地ではスタンドの廃業事例が拡大している。全国では給油所数が3カ所以下の地域が243カ所(11年度末)あり、石油製品の供給不足の問題が顕在化している。

  

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