妹島さんと西沢さんが米プリツカー賞を受賞

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[ 2010年 3月 31日 水曜日 10時09分 ]

 建築界のノーベル賞といわれる米プリツカー賞の本年度受賞者に、飯田市伊豆木の旗本だった小笠原家の末えい、妹島(せじま)和世さん(53)と、妹島さんとともに伊豆木の小笠原資料館を設計した西沢立衛さん(44)が選ばれた。日本人の受賞は4度目の快挙。

 妹島さんと西沢さんは、共同の設計事務所「SANAA」(東京)で活動。日本や欧米でさまざまな作品を残している。繊細さと力強さ、正確さ、しなやかさを兼ね備えた作品づくりが受賞につながった。

 妹島さんは1956(昭和31)年、茨城県生まれ。母親が小笠原家の子孫で、妹島さんは14代当主・啓峰(ひろみね)氏のめいにあたる。日本女子大学大学院を修了後、6年間の建築設計事務所勤務を経て87年に妹島和世建築事務所を立ち上げ、95年に西沢さんとSANAAを設立した。

 2人は99年しゅん工の小笠原資料館のほか、石川県の金沢21世紀美術館など国内外の美術館、企業社屋などを共同設計し、04年にベネチア国際建築展で金獅子賞を受賞。フランス北部に建設されるルーブル美術館分館の設計も行っている。

 授賞式はニューヨークのエリス島で5月17日に行われ、10万ドル(約920万円)の賞金が授与される。

 プリツカー賞は、ホテルチェーン「ハイアットホテルアンドリゾーツ」を経営するプリツカー一族が運営するハイアット財団が、原則として年に1人の建築家に贈る賞で、79年に設立された。日本ではこれまでに故丹下健三さん(87年)、槙文彦さん(93年)、安藤忠雄さん(95年)が受賞している。

  

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