飯田市天龍峡を舞台に活動する感環自然村(坂井公淳代表)は29日、子どもたちのハロウィーンパーティーを行った。天龍峡を仮装行列の子どもたちが練り歩き、お店に立ち寄って「トリックオアトリート」と声を上げてお菓子をもらった。
同団体は2年前から、毎月2―3回、天龍峡を舞台に子どもたちの自然体験と国際交流を続けており、飯田市内の4歳から中学生までの日本人や外国人の子どもたちが訪れて活動を行っている。スタッフには飯田下伊那のALT教諭も加わり、東日本大震災の被災地支援活動も続ける。
ハロウィーンパーティーは、外国の季節の祭りを体験しながら、天龍峡のイベントとして観光地を盛り上げようと企画。会場の天龍峡温泉交流館には魔女や忍者の格好に着飾った子どもたち約30人が参加。顔にペイントしたりやタトゥーシールを貼ったりと仮装の準備やハロウィーンの飾り作り、ゲームで楽しんだ後、天龍峡の商店街に出発した。
天龍峡では、駅前商店街の6軒の商店が協力。仮装した子どもたちが店に訪れ、元気な声で「トリックオアトリート」と言うと、店の人たちは笑顔を浮かべて用意したお菓子を子どもたちに配っていた。
代表の坂井さんは「将来は天龍峡のお祭りにしたいと計画した。感環キッズは、日本に来た外国人の子どもと皆が友達になれるとようにと始まったもの。国際教育でも環境教育でも壁のない子どもたちを育てていければ」と話していた。