宝暦庵でお花まつり、近隣4区が奉賛会を設立

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[ 2014年 5月 16日 金曜日 12時43分 ]

 飯田市鼎下山の下山福祉センターでこのほど、宝暦庵のお花まつりが開かれ、親子連れら多数でにぎわった。近隣の4地区が同庵の奉賛会を発足し、地域を挙げて歴史を守る体制を整えた。

 60人ほどが集まり、花御堂で釈迦の誕生を祝う「甘茶かけ」を行った。

 区のまちづくり委員会や小学校のPTAによる勾玉づくりの講座も開講。参加した子どもたちは手本を参考にサンドペーパーで直方体の石を磨き、1時間ほどで勾玉の形にしてペンダントにした。

 保護者らはグラインダーなどを利用して研磨を支援。1時間ほどで完成させると、満足そうな面々が並んだ。

 親子で参加した鼎小学校2年の児童(7)は「最初は難しかったけど、磨き続けたら光ってつるつるになった」と笑顔を浮かべた。

 約480年前に松尾城主の小笠原定基氏が眼病で失明の危機にひんした際、一心不乱に薬師如来を拝んだところ完治したことから、領民を病から救おうと建立した伊那十二薬師の2番札所。同センターに本尊の薬師如来を祭っており、毎年、仏様の誕生を祝うお花まつりを開いている。

 下山区民会館の移転建設に伴い、センターの取り壊しが決まっているため、管理運営に当たっている下山と東鼎、西鼎、下茶屋の4区が奉賛会を設立。この日に初会合を開き、今後の管理運営などについて規約を固めた。

 12年に1度開かれる御開帳を執り行う他、来年以降はお花まつりの運営も引き継ぐ。センター取り壊し後は、現地に如来を安置する祠を建立する計画だ。

 会長に就任した下山の小林賢二さん(73)は「4地区が連携し、伝統ある歴史を末永く受け継いでいきたい」と話していた。

  

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