飯田市追手町の市美術博物館は28、29の両日、「第13回美博まつり」を開いている。まが玉や化石レプリカ作り、天文工作など、20種類のワークショップを用意。多くの家族連れや子どもたちでにぎわっている。
同館職員や地域住民らが講師を務め、各ワークショップを企画。初日28日は、開場前から多くの来場者が整理券を求めて列を作り、次々と満席になっていった。
水面に絵の具を垂らしてできた模様をひさかた和紙に写し取ったり、密教のマンダラをもとにした下絵に好きな色を塗ったり。新コーナーとして、石のペーパーウエイト作りや絵本をもとにした紙工作、常設展示の見どころを回るツアーも行われた。
「小石と木片を使って」は、石に模様などを描いてオブジェを作るコーナー。昨年まで石だけだったが、ことしは木の台も付けることができる。
子どもたちはたくさんの石の中から好きな物を選び、マーカーで着色して生き物の姿に仕上げた。紙粘土でひれを付けて赤い金魚を作ったり、しま模様を描いて目玉を付けて魚にしたり。
「魚にする?怪獣にする?」と、家族で相談しながら作る姿もあり、模様が完成するとそれぞれの石を見せ合ったり、土台の木片選びに取り組んでいた。
開場は午前9時から午後5時まで、入館無料。ワークショップによっては整理券や材料費が必要。整理券配布時間は午前が9時、午後は0時半から。コレクション・常設展示も観覧できる。
問い合わせは同館(電話0265・22・8118)へ。