小黒川のミズナラの枝2本折れる

地域の話題

[ 2012年 6月 26日 火曜日 9時05分 ]

 「おおまき」の愛称で知られる阿智村清内路の巨木で、国の天然記念物に指定されている「小黒川のミズナラ」の枝2本が付け根から折れ、扇状だった枝ぶりが大きく損なわれていることが23日、分かった。縦に裂けた幹の内側には腐食がみられ、村教育委員会は近く文化庁と対策を検討という。

 折れたのは地面に最も近い位置から生えていた、長さ約15メートルの太い枝2本。幹の皮を剥がすようにして折れ、木の脇にある公衆トイレの屋根を直撃しているのを住民が見つけた。

 ミズナラ周辺の環境整備にあたる住民グループ「おおまきの会」によると、台風4号が通り過ぎた20日午前の時点では折れていなかったという。

 ミズナラは2004年の台風で小黒川側の太い枝1本が折れ、その近くから生えていた1本も昨年からことしにかけて枯死。除去からおよそ10日後には別の1本が谷に落下し、今回の損傷で計5本の枝を失った。木はバランスを欠いた状態になり、適切な処理が求められている。

 「おおまきの会」の櫻井正彦会長(67)は知らせを受けて現場に駆け付けると、「痛ましい姿になってしまった。涙が出る思い」と話し、片側の枝がほとんどなくなった清内路のシンボルを悲痛な表情で見つめた。

 ミズナラは樹齢300年以上とされ、樹高約20メートル、幹周は7・25メートル。ミズナラとしては国内屈指の巨木で、枝ぶりが美しいことなどから1996年に国天然記念物の指定を受けた。

 村教委は今回の報告を受ける以前から樹勢の回復に向け、文化庁と現場調査を計画していた。周辺には安全対策としてロープを張り、近づかないよう呼び掛けている。

  

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