小学校と地域、家庭の連携で児童数の増加と飯田市山本地区の未来づくりを目指す「キッズ山本大作戦」推進委員会(委員長=竹村雅道・山本小PTA会長)は18日、地区内の少年文化スポーツクラブ・サークルと旭ケ丘中の部活動を小学生に紹介しながら交流する初のイベント「ウインターフェスタ」を山本小体育館で開いた。
スローガンに掲げる「山本すべてがPTA」という意識の浸透と、重点目標「山本の子を増やす」の実現に向け、小学校と地域、中学の連携強化と活性化を図ろう―と開催。全校児童の7―8割と保護者、来賓が数多く来場し、前半では仲間意識を高めるレクリエーションも楽しんだ。
旭中の生徒は短い持ち時間の中で実技を交えて、各部の特徴を端的に紹介。ユーモアも織り交ぜて中学生活の雰囲気も伝えつつ、「やる気のある人を求めています」「心と体が強くなります」などと6年生に入部を勧めた。
少年文化スポーツクラブ・サークルは、柔道と少年野球、剣道、空手、詩吟が5分ずつ活動内容を発表し、未加入児童に参加を呼び掛けた。
推進委員会は、山本小の来年度新1年生がこれまでの2学級から1学級になるのを機に、各種団体やPTAの役員らで昨年11月に発足。児童の増加に向けた「1万人呼び掛け作戦」「呼び戻し作戦」など6つの活動を展開している。
山本地区では小学生を対象にした校外のクラブ、サークルが一堂に会して勧誘する機会はこれまでなく、入学前の中学部活動紹介も今回が初の試みとなった。
竹村委員長は「いろいろな活動があることを子どもたちが分かるのが一番の目的。(目標達成に向け)まずは自分たちが元気になる必要がある」と話していた。