巨大人形劇のスペシャルイベント

地域の話題

[ 2017年 10月 10日 火曜日 14時50分 ]

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 地域住民による巨大人形劇「さんしょううお」のスペシャルイベントが7、8の両日、飯田市丸山町のかざこし子どもの森公園で開催された。2日間で、家族連れなど延べ2200人が来場。人形を使ったデモンストレーションを鑑賞したり、操作体験や人形制作のワークショップなどを楽しんだ。

 NPO法人いいだ人形劇センターがプロデュースする人形劇プロジェクトで、2015年発足。飯田下伊那地域を中心とした中学生から60代まで約50人が関わり、井伏鱒二の小説「山椒魚」をもとに巨大な水中生物たちが登場する舞台を作り上げた。

 ことし8月のいいだ人形劇フェスタで、飯田文化会館ホールを会場に完成版を発表。4回公演に約2000人が来場した。

 今回の催しは、当初野外公演として会場に予定していた同公園で、たくさんの人が人形に親しめるイベントをしたい―と企画。

 作中に登場した人形の操作体験や、さおにつるして操るプランクトンのような水中生物を作るワークショップ、完成版で登場した影絵の人形をモチーフにした塗り絵など、体験をメインとしたイベントを開催した。

 広場で行ったデモンストレーションでは、双子のタニシを進行役にエビやイワナ、カニなど、作中のキャラクターを順番に紹介。

 最後に、頭部3×4メートルの巨大なサンショウウオが広場のトンネルから登場し、カエルの長老を飲み込む完成版のシーンを再現して、会場を沸かせていた。

 続いて、来場者が好きなキャラクターに集まり、操作を体験した。出演者に手伝ってもらいながら、タニシの殻やカニの甲羅を担いだり、エビの人形を背負ったり。大きなサンショウウオの口の中に入ってみる子どもの姿もあった。

 子どもたちは広場を動き回りながら人形を動かし、友だちと掛け合いをしたり記念撮影をして、それぞれの人形を楽しんでいた。

 竜丘小3年の児童(8)は「フェスタで『さんしょううお』を見て面白くて、今日も来てみた。長老の最後のセリフが好き。人形はいろんな形があって、重かったり軽いのもあった。タニシがかわいかった」と笑顔を浮かべた。

 市内から娘と訪れた女性(33)は「子どもが人形劇が好きで、行きたいと言って来た。間近で人形を見て触らせてもらえて、楽しんでいてよかった」と話していた。

 イベントでは、監督の沢則行さん(55)=プラハ=や、市内を拠点に活動する音楽的道化師「ましゅ&Kei」、完成版の音楽演奏を担当した「ソノール・クラリネットアンサンブル」のパフォーマンスも行われた。

 終了後は、同公園なかまの館に作中の人形を展示。15日まで見学できる。

 28日には、市制80周年記念式典関連イベントとして「さんしょううお」完成版の前半部分の上演を、高羽町の飯田文化会館で実施。沢さんによるトークも行い、制作の舞台裏について語る。午前11時から、入場無料。

 作品に関する問い合せは同館(電話0265・23・3552)へ。

  

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