市教委が恒川官衙遺跡公園計画素案

地域の話題

[ 2017年 12月 13日 水曜日 16時58分 ]

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 飯田市教育委員会は奈良・平安時代の役所である「伊那郡衙」関連の遺構がある国史跡「恒川(ごんが)官衙(かんが)遺跡」(座光寺)の史跡公園整備に向けた基本計画の素案をまとめ、12日の市議会社会文教委員会協議会で示した。史跡指定の計画対象地(約4ヘクタール)について、遺構の検出状況や土地利用の現況などを踏まえ、6つのエリアに区分。税としての稲穂などを管理した「正倉院」エリアや湧水として律令祭祀も行われた「清水」エリアでは、遺構や景観の復元整備に取り組む。

 基本方針を踏まえ、情報発信機能を担う「ガイダンス」エリアや高岡第1号古墳にちなんだ「古墳ひろば」エリアなども設定。早ければ2019年度から順次整備工事を進め、24年度の完成を目指すとした。

 正倉院エリアは正倉が立ち並んでいた区域を体感できるように、遺構の復元や平面表示、区画溝の表示などを予定。子どもたちや住民が親しめる多目的広場も見込む。

 国道153号沿いの清水エリアは長年受け継がれてきた現状の石垣による区画を生かし「水をたたえた清水の景観の復元整備に優先的に取り組む」。清水を眺められる緑地空間も整える。

 ガイダンスエリアはアクセスの利便性を考慮し、国道沿いの遺構がない区域を見込んだ。史跡の特徴や価値を分かりやすく情報発信するための展示・解説機能のほか、遺跡全体の保存管理や活用、周辺の文化資産も活かした地域活動の拠点などにも位置付ける。

 恒川官衙遺跡は2014年3月に国史跡に指定された。市教委は15年度にかけて保存活用計画を策定し、一帯の公園整備化を決定。16~18年度を目途に用地取得(地権者36人)を進めている。

 基本計画素案は14日の地元説明を経て原案化し、来年1月に市民意見を募る。市議会に説明後、年度内の成案化を目指す。

 整備事業は地元座光寺地区の「2000年浪漫の郷構想策定委員会」とも連携して進める。用地取得や保存・目的調査などの進ちょく状況にもよるが、清水エリアは18年度の基本設計、19年度の実施設計と工事着手を見込む。続いて正倉院関連、ガイダンスの順に整備する方針。

  

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