市田柿生かし多彩な料理、「味」をテーマに最終回

地域の話題

[ 2010年 1月 12日 火曜日 15時28分 ]

 南信州特産の「市田柿」の魅力を高めてPRの促進につなげるセミナーの最終回が8日、飯田市竜丘公民館で開かれた。生産者や消費者約70人が参加。市田柿を使ったアイデア料理を味わうなどして、魅力を再発見した。

 飯伊地区農村女性団体連携会議、飯田市、下伊那農業改良普及センターが「五感で楽しむ市田柿セミナー」と題し、昨年7月から全5回開催。前回までに「香」「触」「聴」「視」のテーマで試み、柿の葉寿司作りや柿渋染め、柿すだれを被写体にした写真撮影などを行ってきた。

 セミナーのまとめとなる第5回は味覚がテーマ。市田柿料理コンクールの入賞者らが▽柿のお寿司▽市田柿と野沢菜の春巻き▽市田柿入りパン―など10品ほどの調理法を実演し、参加者が赤石銘茶とともに食べ比べた。

 このうち、農村女性ネットワークいいだの平田睦美会長は「市田柿の新春おこわ」を披露。味噌漬けにした干し柿を刻み、黒豆やギンナンなどを彩り豊かに散りばめた作品に参加者たちからは「きれいだねえ」「見た目だけでおいしそう」の声が上がった。

 松川町の片桐喜代子さんはコンクールの最優秀賞作品「干し柿の青じそキムチ巻き」を調理。「キムチ漬けと合わせたら、市田柿が男性にも好まれる酒の肴(さかな)に変身した」との言葉通り、キムチの辛味と柿の甘味を融合させたアイデア料理で、好評を博していた。

 セミナーではこのほか、赤石銘茶のおいしい入れ方講習、福島や富山など全国各地の干し柿の食べ比べなどを実施。市田柿の生産者や関係者らによるリレートークもあり、市田柿のルーツや歴史、ブランド化に向けた取組みなどについて理解を深めた。

  

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